NARUI POTTERY
成井窯【栃木】
1970年成井恒雄が31歳の時に「一人で自由にやるのが一番」と大宿窯から独立し益子に登窯を筑窯する。もともと成井家は益子でも有数の窯元であり「円道寺窯」と称していた。そして成井恒雄の兄である成井立歩が3代目となり、その息子である成井俊雄と共に窯を続けていた。ところが2010年に立歩が、そして2011年に俊雄が、そして2012年には成井恒雄がそれぞれ逝去してしまう。そして恒雄の長男である成井亙は[、「円道寺窯が終わってしまうのでは、という声もあった」「円道寺窯をきちんとした形で伝えていきたい」と語り、休眠中の円道寺の窯に再び火を入れることを決意した。そして成井亙の妻である成井ふみ、成井恒雄の4女であり亙の妹である川崎桃子の3人で、成井恒雄と「円道寺窯」の窯場を受け継ぎ「成井窯」として作陶活動を開始した。